タピオカが流行った理由は何だろう?【日本と相性抜群の台湾スイーツだから】

タピオカが流行った理由には、これまでいくつも考察がされてきました。

その最もたるものが、ファッション的な視点による若年層の支持でした。

けれども「ファッション」、「若年層からの支持」だけであれば、これほどまでに広い世代で長く流行することはあり得ません。

この他にも見受けられる、いくつかの大きな要因について考察していきます。

タピオカが流行った理由は日本人の甘味文化と一致したアジアンスウイーツだから

タピオカが流行った理由の大きな理由の一つには、日本独特の小豆など豆類から作られる“餡”による甘味文化が根強いことがあげられます。

どんなに日本人が西洋化しても、食生活に変化が起きようとも、昔から現代まで変化せず健在なのが、和菓子の嗜好です。

今でこそ日本に観光に来た外国人が、珍しがったり、SNSや日本のアニメを見て育った人たちが、日本の和菓子を食べて美味しいという感想を言う時代となりましたが、20年くらい前ではありえないことでした。

それくらい、豆が甘い、という事は世界的に異例なことだったのです。

同じアジア圏である中国でも、お餅はあっても餡がない文化であり、美味しく感じない苦手に感じるお菓子でした。

ところが、東南アジアや台湾などの地域には、甘く味付けした豆スウィーツの文化があり、日本人から見てもかなり魅力的なものでした。

流行りにはやったタピオカドリンクは、パッケージは、マクドナルドやスターバックスと同様なカップに注がれた西洋風なドリンクでありながら、見た目や食感が、黒糖蜜豆や葛餅、蕨餅といったタピオカが入っていることが見えて、興味を引きやすく、おまけにかなり“甘い”ドリンクです。

日本人的な感覚から言うと、飲む和菓子に似た雰囲気ながら、西洋的であり、未だかつて見たことがないようなアジアンな新しさを感じさせる物でした。

タピオカが流行った理由に日本と台湾の友好な関係がある

タピオカが流行った理由には、日本と台湾の友好的な関係があげられます。

かつて戦争で日本軍が台湾に駐在した時代の名残で、台湾人の古い世代の人は日本語が話せる人が多く、そのことがその後の日本企業の工業製品の下請けをする上で役立ってきました。

複雑な対日感情を持つ人も少なからずいたはずです。

日本がアメリカナイズされ、敗戦国でありながらアメリカを格好良く憧れを抱いたのと同じように、台湾でも日本の文化の影響が大きく、好感度が高い国の一つとなっています。

このことに加え、近年の嫌韓や中国の対日政策による中国離れから、低価格な海外旅行先として台湾を選ぶ人が増えたという背景もあります。

同じお金をかけるなら、国内旅行より、沖縄よりさらに外国感が味わえる台湾旅行の方が遥かに楽しいと、経験者は語ります。

文字や習慣の違いに差がなく、欧米と違いあまり気を遣うことなくリラックスして旅行が楽しめ、なおかつ思いのほか日本語を話す人が多くて、対日感情が想像以上位に良いことを肌で感じるという事情です。

その地で既に流行っていたというより定番のタピオカやタピオカドリンクが目に入り、日本に持ち込まれて広がったのは、必然ともいえる成り行きと言えます。

ファッションビルが集客力として目をつけたタピオカドリンク店

日本で大きな流行を呼んだタピオカドリンク店は、その集客力にいち早く目をつけた駅近くのファッションビルに、多くのテナントが入っています。

駅ビル直結であったり、駅周辺のテナントが多く、通勤通学の若い利用者が購入しやすく、友達と並んで手にタピオカドリンク持つ姿がファッション化しました。

長く景気低迷が続いたファッションビルとしては、久々に活気が出る光景となっています。

タピオカが流行った理由は小腹がすいた時に有効だから

タピオカは黒糖的な色に加え、葛餅・蕨餅的な食感を持っていることから、タピオカドリンクは、片手で飲む葛餅・蕨餅といった印象も受けます。

小腹が空いた時に、ドリンクも和菓子的なものも一緒にとれることが、価格が高いながらも抵抗感が少なく購入できる理由と考えられます。

喉ごしが良く、面白い、という興味を満たしてくれることも大きな要因です。

タピオカが流行った理由を徹底解説-まとめ

これまでタピオカが流行った理由は、色々な考察がされてきましたが、やはり大一番的な理由には、日本人の潜在的な甘味嗜好があげられます。

昔からある甘未処は、今や廃れているか、逆にお洒落で敷居が高くなっているため、日本の本来ファーストフード的な甘味が喪失していたところに、アジアンスウィーツとしてタピオカドリンクがはまったと思われます。

さすがに最近はタピオカの流行が落ち着き、そのカロリーの高さや消化の悪さが指摘されるようになってきていますが、台湾スイーツの本格的な流行はまだこれから先という見通しがあります。

日本人がたまらなく好きな、“甘い豆の文化”がタピオカの流行の根底にあり、西洋化した日本人お目に新しく映るアジアンの良さがあるのです。